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ラグジュアリーブランドショップに鏡はつきもの

ラグジュアリーブランドショップに鏡はつきものです。しかし不思議なことに、すぐそこにあるにもかかわらず、「今日はまだ、一度も鏡を見ていません」と言う販売スタッフが多いのです。忙しさのせいでしょうか。いいえ、「今の自分の姿」を見ることを避けているとしか思えません。接客業についているあなたは、何度も鏡を見て自分を確認する必要があります。表情はどうでしょうか。接客をしているときに、ふと鏡に映った自分が目に入って、その必死さが出た表情にぎょっとしたことはありませんか。それでは当然、いい接客はできません。鏡というのは、不思議な存在です。あなたは、鏡に映った姿が今の自分だと思っていませんか。ところが、そうではないのです。鏡に向かうときには、無意識のうちに「いちばん気に入っている顔、自分のなかでは最高の笑顔、きれいに見える顔」を作っているものです。実は鏡に映っているのは、よそゆきの顔なのです。ふだんの本当の自分は、周囲の人にしかわかりません。どうしても知りたいのなら、ビデオに録画するしかないでしょう。そうすると、一目瞭然です。「こんな顔をしていたのか……」「こんな歩き方をしていたのね」と、反省することがたくさん出てくるはずです。