それぞれのメーカーのエンジンの系統は、文字として表わされた記号によって、知ることができます。しかし、個々のエンジンがどんな仕様になっているのかということは、細かい仕様書を見なければ分かりません。そこで、カタログの“エンジン主要諸元”という部分を見ると「種類・シリンダー数」などと書いてあることに気がつきます。エンジンの種類といえば、まず、ガソリンエンジンかディーゼルエンジンかということになり、その次の項目として、水冷なのか空冷なのかということが書かれていることもあります。
[参考情報]
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しかし、現在の国産エンジンは、ガソリンエンジンもディーゼルエンジンもすべて水冷を使用していますから、冷却方式の部分は省略されていることも少なくありません。この、エンジンの種類とは少し離れますが、空冷式のエンジンが少なくなった理由の裏には、道路運送車両の保安基準が、少なからず影響していたという話もあります。道路運送車両の保安基準としては、排出ガス規制の面を除いて、エンジンに関しては、ほとんど細かい規定がありません。しかし、排出ガス規制をクリアするためには水冷式のほうが有利だといったこともあったようですし、それ以前に。クルマには必ずデフロスターを装着しなければならない”という規定ができた時期があります。デフロスターはフロントウィンドウの霜取り装置のことですが、この機構を十分に満足するためには、やはり水冷式のほうが有利というような事情もあったようです。