共働きの核家族のなかで子育てやしつけをすることは、そう容易なことではない。しかも、以前のような「世代家族」や「大家族」の時と違って、少子化のために、そもそもその親たち自身が、親になるまで幼い子どもの世話をすることがあまりないし、その上に子育てについて相談できる人も身近にはほとんどいない。行政が行っている子育て支援センターも、まだまだ十分ではない。そして、子育ての負担は、多くの場合、母親に重くのしかかってくることが多いのである。このようにして、最近の家庭や地域社会の教育力は、やはり低下傾向にあるといわざるを得ない。その結果、学校教育に対する過大な期待や要望がもたらされ、学校教師に対する過重な負担を強いるということになりがちである。
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