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「教育ママ」のどこが悪い

もうボクが小さい時分から、イヤな親の代名詞といえば「教育ママゴン」というやつやった。それこそ、マンガの世界では、黒ブチのメガネをかけて、「勉強、勉強」としかいわん、どうしようもないオバハンという感じで、「ママゴン」というのも嫌われものの怪獣という印象から出てきたもんやろう。テレビドラマの悪役の母親もたいていそんな感じのもんやった。そんなこんなで、子どもは自分の母親が“教育ママ”であるのを嫌がるかもしれない。とりわけ友だちには絶対そんなふうに見られたくないというのが子どもの世界では人情やと思う。そういうことは世の母親は知っておいてもエエかもしれない。しかし、本当の意味で“教育ママ”になるなとは、ボクには絶対よういえん。なんやかんやいっても、ボクの母親も教育ママの範疇に入ると思うし、そのおかげで、現時点では、ボクら兄弟はそこそこの幸せは十分つかむことができたと思う。母親がどういう教育ママだったかはあとでもう少し書くが、とにかく「勉強せえ」とかは決していわんかったし、世間的にみてアホやった頃のウチの弟にも「アホ」とは決していわんかった。うまく、勉強せんといかんとか、ええ大学に入りたいとか、勉強せんと損やとかいう気にさせられたわけや。つまり、ボクがいいたいのは、マンガに出てくるような教育ママになるのは、子どもにかえって勉強する気をなくさせて、損やけど、これまでもずいぶん書いてきたように、日本じゃ学歴があった方がトクなので、子どもに教育をつけるのは絶対に必要やということなんや。