買う人の好みに合わせた間取りの変更を、というとすぐに、「ウチはメニュープランを用意して、お客様の好みで間取りを選べるようにしています」という反応が多くの不動産会社から返ってきそうだ。私はこのメニュープランというのがそもそも、マンション購入者を小バカにしたシステムだと思う。まさに小手先だけの変更で、購入者の満足感を誘おうとしているように見えてしかたがない。三井不動産の「メニュープラン」、ダイア建設の「セレクトプラン」や「フリーセレクト」、リクルートコスモスの「メニューセレクト」、藤和不動産の「TOWAスマイリストシステム」、野村不動産の「カラーオーダーシステム」や「オプションオーダーシステム」、住友不動産の「メニュープラン」や「カラーセレクション」、三菱地所の「カラーセレクトシステム」、丸紅の「バリューアドシステム」、東急不動産の「メニュープラン」や「カラーセレクトシステム」、東京建物の「メニュープラン」や「カラーセレクトプラン」、住友商事の「カラー&キッチンセレクション」というように、大手不動産会社はたいていこのメニュープラン方式を用意している。だが、いかにも購入者の希望をかなえてくれそうに聞こえるこれらのシステムは、どれもあらかじめ不動産会社が用意した選択肢を購入者に選ばせ、追加させるスタイルだ。