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無垢の木と漆喰が室内の結露を抑える

無垢の木や漆喰には、湿気を吸ったり世いたりする「調湿作用」があるから、室内の結露の発生を抑えることができる。これは前に述べた通りである。もし、室内の床、壁、天井をビニールシートで覆って、その部屋の中でお湯を沸かして湯気でいっぱいにするとどうなるか。火を止めて、室温がドがると、ビニールシートの衣面に水滴が溜まって流れ落ちてくる。ビニールシートは、水を吸わないからである。もし、ビニールシートの代わりに、発泡スチロールやポリスチレンフォームを使ったらどうだろう。断熱性が高いので室温が下がるのは遅いが、下がれば湿気は水滴となって、ポリスチレンフォームの表面に付着する。これらの発泡材は湿気を吸わないので、ビニールシートと同じように、表面に結露が生じるのだ。一方、無垢の木はどうだろう。湯気が充満している浴室のヒノキの壁が、いつでもサラッと乾燥していることは、建築主の体験からも実証済みである。木が湿気、水分を吸い込んでくれるからである。漆喰も、木と同じく、空気中の湿気を吸ってくれる。だから、漆喰壁の表面には結露が発生しにくいのである。結露しない部屋には、カビが発生しない。健康的である。つまり、結露のない室内を作るには、無垢の木を使い、左官で仕上げた厚みのある漆喰壁にすればよい。